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厚木市内を流れる相模川は、古くからアユ漁が盛んに行われ、江戸時代、アユは幕府への献上品として使われていたほどです。毎年8月には、厚木の一大イベント「あつぎ鮎まつり」が開催され、大花火大会などが行われます。市内の飲食店や旅館などでは、初夏から初秋にかけて、さまざまなアユ料理が提供されます。厚木市北部の三田には、アユを育て、販売している「厚木あゆ種苗センター」があります。ここから中津川を上流に行くと「あつぎ郷土博物館」があり、厚木の歴史、自然、文化などを知ることができます。もっと上流に進むと愛川町半原へ。滝幅4m、落差約15mで「あいかわ景勝10選」に選ばれている「塩川滝」があります。滝から車で10分ぐらいの場所に「県立あいかわ公園」があり、子どもも楽しめる施設が充実。公園内を少し歩くと、宮ヶ瀬ダムのダムサイトを下から見ることができます。時間があれば、インクラインなどでダムサイトの上に行くこともできます。愛川の中津川沿いにある旅館でも、中津川のアユ料理を食べることができます。相模川から中津川へと、夏グルメと涼を求め、訪れてみませんか。
厚木エリア
神奈川県内水面漁業協同組合連合会が運営する厚木あゆ種苗センターでは、相模湾で獲れた稚アユやこのアユを親として人工生産したアユを、中津川の井戸水(伏流水)で育てています。このセンターには直売所があり、アユの活魚(6月~10月ごろ)をはじめ、冷凍のアユやアユの開き、甘露煮などを販売しています。あつぎの夏の味覚"鮎"をお土産にいかがですか。
自然豊かな下川入に立地する「あつぎ郷土博物館」では、厚木の歴史、自然、文化などを紹介する「基本展示室」を常時公開しています。そのほか、魅力たっぷりの特別展・企画展、学習講座や体験学習なども、定期的に開催しています。広々とした敷地が家族連れなどにも人気です。
8月上旬に本厚木駅周辺と相模川三川合流点で開催される「あつぎ鮎まつり」。「かながわのまつり50選」の一つに数えられ、約1万発の大花火大会やパレード、ダンスコンテストなど、市民参加型の催しが2日間にわたり繰り広げられます。中でも相模川三川合流点で開催される「あつぎ鮎まつり大花火大会」では、祭りの雰囲気も最高潮に達し、毎年20万人以上の見物客でにぎわいます。小鮎川をせき止めた特設会場では「子ども鮎つかみどり」も行われます。
厚木の夏グルメ”鮎”。毎年6月から10月ごろまで、市内の旅館や飲食店などで、アユ料理を食べることができます(一部、通年、提供している飲食店もあります)。バーベキューの食材にもってこいなのが、ホルモンやとん漬、アユ。ホルモン・とん漬は、市内のお肉屋さんや厚木市まるごとショップあつまるなどで購入できます。本厚木駅周辺には、ホルモン焼きの飲食店も多数あります。アユを買うなら、三田にある厚木あゆ種苗センター。6月から10ごろまでは、活アユを買うことができます。市内には、酒蔵やビール醸造所があります。七沢にある黄金井酒造では、日本酒のほかビールやクラフトジンなど、金田にあるサンクトガーレンや水引にある厚木ビールでは、ビールを醸造しています。黄金井酒造とサンクトガーレンのお酒は、厚木市まるごとショップあつまるでも買うことができます。
愛川エリア
塩川滝は、724年から729年の神亀年間に奈良東大寺の別当良弁僧正が、この地に清流権現を祭ったという伝承が残っています。かつては、八菅修験の第五番の行所でもありました。滝幅4m、落差約15mの塩川滝。滝つぼは、夏でもひんやりとしてマイナスイオンを感じられます。
宮ヶ瀬湖の東側にある51ヘクタールの広さを誇る「県立あいかわ公園」。じゃぶじゃぶ池やふわふわドームなど子どもが楽しめる施設も充実しています。ダムに沿って登るインクラインに乗って、ダムサイトの上に行くことができます。
中津川の上流、自然豊かな愛川町。初夏の味覚と言えば、中津川の”鮎”で、町内の中津川近くにある旅館などで食べることができます。通年グルメは、神奈川中央養鶏農業協同組合の卵や丹沢農場の丹沢高原豚、大矢孝酒造の日本酒など。清らかな水と肥よくな大地が生み出す名産品があります。中でも、愛川と言えば「卵」で、清らかなおいしい水を使い生産している卵があり、卵果屋で卵をはじめ、プリンなどを販売。愛川町は、知る人ぞ知る有機農業が盛んな地域で、有機農業の作物を卵果屋で購入できます。その他、ふれあい旬鮮市中津店で、農産物などを買うことができます。
厚木市内のあつぎ温泉郷(飯山・七沢)には、旅館があり、ゆっくりと湯に浸かり美食を楽しむことができます。アウトドア派の方には、飯山にキャンプ場もあります。また、愛川町の中津川沿いなどにも、旅館があります。
あつぎ温泉郷