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Tel 046-225-2515
自然豊かな下川入に立地する「あつぎ郷土博物館」では、厚木の歴史、自然、文化などを紹介する「基本展示室」を常時公開しています。そのほか、魅力たっぷりの特別展・企画展、学習講座や体験学習なども、定期的に開催しています。広々とした敷地が家族連れなどにも人気です。あつぎの新しい観光スポット「あつぎ郷土博物館」、ぜひお出かけください。
厚木の自然、歴史、文化、人に関わるものなどを展示している「あつぎ郷土博物館」へ行ってきました!雄大な自然と広い空に囲まれていて、とても心地の良い場所にあります。館内の廊下は、テラスから差し込む光でとても明るく開放的。ゆったりとした時間が流れ、心が安らぎます。
あつぎ郷土博物館は、資料が豊富なため見所が満載です。なんと、ほとんどが本物。レプリカはごく僅かだそうですよ。白亜紀後期に生息していたトリケラトプスの化石を展示した「化石展示室」、太古から現代までの自然や文化を学べる「基本展示」、他にも調査研究に基づく「特別展」、「企画展」、自然観察会や学習講習など、さまざまな体験型イベントが開催されています。
博物館のメインである「基本展示」は、厚木の自然や文化が分かる資料が時系列的に展示されています。厚木市内で発見された太古の化石を展示したブースには、700万年前の二枚貝やサメの歯などの化石が並んでいて、大昔は厚木が海だったことがわかります。床には海をイメージした映像が映し出され、当時の海にタイムスリップしたような気分が味わえますよ。
あつぎ郷土博物館の特色は、来館者と資料との距離がとても近いこと。資料をガラス越しでなく間近に見られますので、ほんとに興味深いです。
豊かな自然と共存してきた厚木には約2万年前の旧石器時代から人々が暮らしていました。数多くある遺跡から出土した土器などの遺物により、大昔の人の様子を知ることができます。
「愛名宮地遺跡」から出土した「瓦塔」は、木造の五重塔を模した焼物製の塔で、仏教信仰の対象としていたものと考えられています。全国的に出土例が少なく市指定有形文化財に指定されています。とても貴重な資料を間近に見るという特別な体験ができます。
江戸時代には、相模川に沿って南北に通じる矢倉沢往還(八王子平塚道)には、道路の中央を流れる水路がありました(県道601号・厚木市東町付近)。当時は、そこで洗濯や洗い物をしていたそうです。郷土博物館では、イギリスの写真家ベアトが撮影した江戸時代の東町付近の写真をもとに、実寸大の水路が復元展示されています。実際に江戸時代に使われていた石が使用されています。当時の町の様子を体感することができて、とても楽しいです。
「相模人形芝居」は、神奈川県を代表する民俗芸能の一つで江戸時代から受け継がれています。人形芝居の人形や相模里神楽の衣装などを間近で観察できます。
生きものと自然環境を紹介するコーナーには、厚木に生息する草木や昆虫などの標本や動物の剥製が展示されています。今にも動き出しそうな動物たちは、迫力満点です。
ハンズオン展示では、縄文時代の石器や中世の石、ニホンジカのツノに触れることができます。皆さんおなじみの二宮金次郎が背負っている「ヤセウマ」は、荷物を運ぶために使われていた道具です。触れたり背負ってみたり、当時の生活を想像しながら体験してみてくださいね。
あつぎ郷土博物館では、博物館限定グッズを販売しています。ここでしか買えない、市のマスコットキャラクターあゆコロちゃんグッズもありますよ。来館の記念にいかがでしょうか。
あつぎ郷土博物館には自由に行き来できるテラスがあります。ここからは豊かな自然と大きな空を眺められます。テラスでは飲食が可能なので、ピクニック気分でお弁当を食べるのもおすすめです。自然に囲まれながらのんびりと気持ちの良い時間が過ごせます。
博物館を見学して、昔から住む人々が文化を築き自然とうまく共存してきたからこそ、今の厚木があるのだということを知ることができました。厚木をもっと知りたいと興味が湧いてきました。
博物館の隣には遊具がある公園やベンチが設置されています。大人から子供まで楽しめる空間なので、ぜひご家族皆さんでお気軽にお越し下さい。
基本展示室は、風土や歴史、文化、自然といった分野ごとに構成されています。「あつぎの今昔」について、4つの視点で幅広くわかりやすく紹介しています。
豊かな自然に恵まれたあつぎには、旧石器時代から人々が暮らしていました。市内に数多く残された遺跡からは、大昔の人々の様子を知ることができます。原始のあつぎを目や肌で感じてみましょう。
西に大山、東に相模川を望む自然の中で、あつぎの人々は生業にいそしみ、鎌倉や江戸の文化の影響を受けて、独自の文化を育んできました。あつぎの昔を知り、今を考えてみましょう。
人々を支えてきたさまざまな「民具」や「民俗芸能」を通し、他の地域と似ているところを考えてみましょう。あつぎという地域の特性がそこから見えてきます。
生き物は山や川・里山など、周囲の自然の様子で生息する種類や、その組み合わせが変わります。さまざまな自然があることは、生き物の多様性にとって大切だということを感じましょう。
融合展示は、郷土あつぎに関するテーマについて、文系展示・自然科学系展示のさまざまな面からアプローチした展示を行います。
企画展示は、あつぎの文化、自然にかかわる主題をテーマにして、定期的に開催します。郷土博物館の活動を通じて得られた研究成果、情報、データなどと有機的なつながりを持った展示をしていきます。
融合展示・企画展示、学習講座や体験学習などの情報は、「広報あつぎ」「市ホームページ」「郷土博物館NEWS」などでお知らせします。
名称 | あつぎ郷土博物館 |
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ジャンル | 見どころ(博物館) |
住所 | 〒243-0206 厚木市下川入1366-4 |
問い合わせ先 | 046-225-2515 |
営業時間 |
午前9時~午後5時 |
定休日 |
毎月の最終の月曜日 ※その日が祝日の時は次の平日 |
交通手段 |
【公共交通機関】 【車】 |
駐車場 | あり(無料) |
公式ホームページURL | あつぎ郷土博物館 |