本文
大山とあつぎ温泉郷(七沢)周辺の紅葉を愛でる旅。大山は標高1252mの山で、山の中腹にある「大山寺」と「大山阿夫利神社下社」にはケーブルカーで行くことができます。大山は県内有数の紅葉スポット。大山寺や大山阿夫利神社下社の紅葉が見事です。大山を訪れたら、ぜひ食べたいのが「大山とうふ」。こま参道周辺には、とうふを食べれることができるお食事処や旅館(宿坊)、お土産を買うことができるお店があります。大山を満喫したあとは、こま参道沿いの旅館(宿坊)やあつぎ温泉郷(七沢)の湯宿に宿泊がおすすめです。七沢周辺にも紅葉スポットが多くあり、県内最大級の都市公園の県立七沢森林公園や鐘ヶ嶽などの紅葉がきれいです。ハイキングコースもあり、紅葉を見ながら、ウォーキングやハイキングなどを楽しむのもおすすめです。紅葉の見ごろは、場所により異なりますが、11月中旬から12月上旬ごろです。
大山を巡り、あつぎ温泉郷(七沢)へ
神奈川県のほぼ中央、丹沢大山国定公園の一角に位置する大山は、伊勢原市のシンボル的存在です。昔から山岳信仰の対象とされ、江戸時代には「大山詣り」が庶民の間で流行しました。そんな大山は県内でも有数の紅葉スポットです。中でも大山寺参道の階段脇に並ぶモミジが真っ赤に染まると、多くのカメラマンが撮影に訪れます。大山阿夫利神社下社の紅葉も見事で、11月下旬ごろには、大山寺と大山阿夫利神社下社周辺でライトアップが行われます。ライトアップされた紅葉と相模湾を一望できる夜景のコラボレーションは、まさに絶景です。ライトアップの時期には、ケーブルカーも時間を延長して夜間運転を実施します。昼間と夜両方を堪能するのがおすすめです。
大山からあつぎ温泉郷(七沢)に向かう途中にある「伊勢原市総合運動公園」には、イチョウ並木があり、黄金色に葉の色を変えたイチョウが見事です。この公園は、高台にあるため伊勢原市を囲む山や街並みを一望できます。
下山した後は「大山とうふ」などの伊勢原グルメを堪能しませんか。大山にはとうふを食べれるお店が多数あり、豆腐を製造・販売する老舗豆腐店もあります。もう一つ大山で外せないのは、100年フードに認定されている「きゃらぶき」。また、一年を通じてフルーツが並ぶJA湘南の直売所「あふり~な比々多店」や1912年(大正元年)創業の酒蔵「吉川醸造」、伊勢原駅にある「駅ナカクルリンハウス」ではジビエの鹿肉カレーや自然薯の加工品、きゃらぶき、伊勢原グッズなどを購入することができます。地元のおいしいものをお土産にいかがですか。
大山の紅葉を堪能した後は、大山こま参道にある旅館(宿坊)やあつぎ温泉郷(七沢)の湯宿がおすすめ。大山では名物とうふ料理、あつぎ温泉郷(七沢)では冬のごちそう「いのしし鍋」に舌鼓を打ち、ゆっくりお湯に浸かり、一日の疲れを癒やしましょう。
あつぎ温泉郷
あつぎ温泉郷(七沢)周辺の紅葉を楽しむ
県内最大級の都市公園「県立七沢森林公園」は、横浜スタジアムの約24倍、64.6ヘクタール広大な公園で、園内各所で紅葉が楽しめます。中でも、「寸草亭」周辺や「ななさわの丘」から見える山々の紅葉がきれいです。
厚木のハイキングコースでは最高峰。山の神として古くから信仰を寄せられてきた鐘ヶ嶽(かねがたけ)には、ハイキングコースがあり、紅葉の中、ハイキングが楽しめます。なお、コースには鎖場もあり、狭い急坂や危険個所があるため、子ども連れのハイキングには不向きです。
秋から冬のごちそう「いのしし鍋」。七沢の飲食店や旅館で食べることができます(通年提供している旅館もあります)。七沢には、厚木市内唯一の酒蔵「黄金井酒造」があり「盛升」などのお酒を買うことができます。また、「青空と大地七沢温泉食の市」では、100年フードに認定されている「とん漬」をはじめ、お酒や新鮮野菜、いろいろなお土産品を取り揃えています。