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表丹沢(秦野)と大山(伊勢原)の紅葉を愛でる旅です。秦野にある「県立秦野戸川公園」は、鮮やかな紅葉と吊り橋の風景が楽しめる公園。「震生湖」は湖畔を彩る紅葉が見事です。「緑水庵」は紅葉の時期、ライトアップが行われます。伊勢原の大山は標高1252mの山で、山の中腹にある「大山寺」と「大山阿夫利神社下社」にはケーブルカーで行くことができます。大山寺や大山阿夫利神社下社の紅葉が見事です。紅葉を満喫したあとは、お宿でゆっくり。秦野には鶴巻温泉、伊勢原の大山には旅館(宿坊)があります。紅葉の見ごろは、場所により異なりますが、11月中旬から12月上旬ごろです。
表丹沢秦野を巡る
広さ36.1ヘクタールの「県立秦野戸川公園」。園内の木々が赤や黄色に色づき、鮮やかな紅葉と吊り橋の風景が楽しめます。この公園は、表丹沢の山々や秦野盆地に囲まれ、子どもから大人まで楽しめる都市公園です。紅葉のシーズンの11月下旬から12月中旬ごろまでで、風の吊り橋がライトアップされます。秋の一日、色づいた木々を愛でながら、園内を散策してみてはいかがですか。
1923年(大正12年)9月1日の関東大震災で幅約200mが陥没し、市木沢がせき止められて誕生した「震生湖」。湖と紅葉が楽しめます。
昭和初期の農家建築「緑水庵」。紅葉の見ごろになるとライトアップイベントが行われ、昼間とは違った夜の紅葉を楽しむことができます。
秦野名産の「蕎麦」。全国名水百選にも選ばれている良質な水と、厳選された材料を使って作られるそばは、そば通の間でも有名。秦野を訪れたら、ぜひ食べたいグルメの一つです。秦野といえば、秦野盆地の火山灰土壌と気候が生み出す「落花生」や「丹沢茶」も外せません。市内には、落花生を製造・販売するお店が多くあります。また、名水を使用した市内唯一の酒蔵「金井酒造店」や地場の新鮮野菜などを販売する「じばさんず」があります。
秦野の紅葉を堪能した後は、秦野にある鶴巻温泉の旅館や大山こま参道にある旅館(宿坊)がおすすめです。ゆっくりお湯に浸かり、一日の疲れを癒やしましょう。秦野・伊勢原の市内には、ホテルもあります。
大山の紅葉を楽しむ
神奈川県のほぼ中央、丹沢大山国定公園の一角に位置する大山は、伊勢原市のシンボル的存在です。大山寺参道の階段脇に並ぶモミジが真っ赤に染まると、多くのカメラマンが撮影に訪れます。大山阿夫利神社下社の紅葉も見事で、11月下旬ごろには、大山寺と大山阿夫利神社下社でライトアップが行われます。ライトアップされた紅葉と相模湾を一望できる夜景のコラボレーションは、まさに絶景です。ライトアップの時期には、ケーブルカーも時間を延長して夜間運転を実施します。昼間と夜両方を堪能するのがおすすめです。
大山からあつぎ温泉郷(七沢)に向かう途中にある「伊勢原市総合運動公園」には、イチョウ並木があり、黄金色に葉の色を変えたイチョウが見事です。この公園は、高台にあるため、伊勢原市を囲む山や街並みを一望できます。
下山した後は「大山とうふ」などの伊勢原グルメを堪能しませんか。大山にはとうふを食べれるお店が多数あり、豆腐を製造・販売する老舗豆腐店もあります。もう一つ大山で外せないのは、100年フードに認定されている「きゃらぶき」。また、一年を通じてフルーツが並ぶJA湘南の直売所「あふり~な比々多店」や1912年(大正元年)創業の酒蔵「吉川醸造」、伊勢原駅にある「駅ナカクルリンハウス」ではジビエの鹿肉カレーや自然薯の加工品、きゃらぶき、伊勢原グッズなどを購入することができます。地元のおいしいものをお土産にいかがですか。