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茶道教室 滴月庵
Tel 080-6664-6471




台子の伝承や大学生を招いた茶会など茶道の普及に力を注ぐ庵主
一人でも多くの人に茶道に触れてほしいというテーマを掲げる、大日本茶道学会に所属する茶道教室です。庵主は、5歳のときにはじめて点前をしたという大竹鶴仙(おおたけ・かくせん)先生。茶道の普及に務め、地元の大学生を招いて茶事を行ったり、秘伝といわえる台子(だいす)の伝承を行ったりしています。茶室はもちろんのこと、時候で選ぶ着物、茶碗をはじめ、ひとつひとつ職人の手で生み出される茶道具、お菓子、そしてお茶と、日本文化の集大成といえる茶道。敷居が高いというイメージがある茶道ですが、一度体験するとそのすばらしさに魅せられます。随所に見られる美しい所作に目を奪われ、点てられたお茶のおいしさに酔いしれてください。
一般的な茶事の流れをご紹介します
断片的に茶事のことを知っている方がほとんどだと思いますので、今回は一般的な流れをご紹介します。茶事は一般的に4時間くらいで行われることが多いです。
迎えつけ
亭主が客人を迎えます。玄関周りを打ち水しているのは、客人を迎える準備が整っているという証拠で、客人は打ち水してあるかを確認します。
手水
席入りする前に、手や口を清めます。ひしゃくの水を4回に分けて使います。1回目は左手を清め、2回目は右手を、3回目は左手に受けて口をすすぎます。最後にひしゃくの柄を清めます。
席入り後は掛物を観賞します
亭主が、本席のために誂えた掛物を紹介します。書かれている意味を知り、客人は亭主の気持ちに触れましょう。
挨拶
これから茶事が始まること、時間を作って参加してくれたことへの感謝など、亭主と生客で言葉をかわします。
炭手前
亭主が本席で使う炭の様子を披露し、客人が観賞します。その後、亭主は新たな炭をくべ、灰を加えるなどし、炉の手入れを行います。
ていねいに手入れされた灰
きめ細やかな灰にするには、手間が非常にかかります。創業当時から引き継がれた焼き鳥屋のたれのように、火事になったらまずこの灰を抱えて逃げるというほど、亭主にとって大切なものです。
懐石料理
季節を感じられる軽めの食事が用意されます。料理がメインではなく、あくまでもメインである濃茶のための前菜としてふるまわれます。お酒も少しですが注がれますので、酔っぱらわないよう注意しましょう。
上生菓子
濃茶をひきたてる和菓子をいただきます。懐紙や菓子切りなどを使い、美しい所作で食べていきます。
中立(なかだち)で茶室の誂えを変えます
菓子を食べた後は、いったん客人は退席し、中休みになります。亭主はその際、掛物を外し、花をあしらい、茶壷のあしらいを変えていきます。
メインの濃茶
客人の席入り後、濃茶を点てていきます。茶碗や茶筅を清めていく所作など、どれも美しく凛とした気持ちにさせてくれます。茶杓(ちゃしゃく)ですくう抹茶の美しさに目が奪われます。
釜から湯を注ぎ濃茶を点てていきます
茶事のメインイベントです。その名の通り、濃い抹茶を点てます。口にすると、これほどお茶はおいしいものなのかと感動するはず。コロナ前は一つの茶碗で連客全員で飲みましたが、現在はひとりづつ点てることが一般的になったそうです。
すべてはおいしいお茶を飲むために
作法にとらわれがちですが、茶事はおいしいお茶を楽しむものです。亭主に目の前で点ててもらったお茶は心に染みわたるおいしさです。ぜひ、皆さんも楽しんでください。
薄茶でしめます
茶会の最後は、薄茶を楽しみます。
大竹鶴仙先生
茶事は呼ばれることも楽しいのですが、亭主としてもてなす側になると楽しさが別格に増します。お気軽に茶道に触れて、日本文化のすばらしさを味わってください。
名称 | 茶道教室 滴月庵 |
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ジャンル | 体験(茶道) |
住所 | 〒243-0033 厚木市温水2233-4 |
問い合わせ先 | 080-6664-6471 |
営業時間 |
10時~18時 |
定休日 | 不定休 (SNSのダイレクトメッセージでお問い合わせください。) |
交通手段 |
【公共交通機関】 【車】 |
駐車場 | 2台 |
公式ホームページURL | https://www.tekigetsu-an.net/ |
公式Facebook | https://www.facebook.com/tekigetsuan/ |
公式Instagram | https://www.instagram.com/tekigetsuan_kakusen/ |