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古民家岸邸

古民家岸邸の写真
岸邸の写真1
岸邸の写真3
岸邸の写真4

 

情緒ある空間でしばしのタイムトリップ

明治24年(1891)に建造されたと言われる歴史的建物で指定有形文化財。平成10年(1998)に岸重郎平氏から厚木市に寄付された旧邸宅は、当時の生活様式を色濃く伝える貴重な文化遺産として平成11年(1999)から一般公開されています。木造2階建ての寄棟造瓦葺で、部屋は全部で15室、敷地面積は約520坪と広大です。建物に使用されている木材の質が極めて高い上に仕上げが入念で、当時は珍しかったであろう瓦葺が採用されています。随所で見られる、職人が手をかけて作った凝った意匠も一遍ではなく、建築当時の時代の先端的な様式を併せ持つことがわかるでしょう。3月にはひな人形、5月には五月人形など季節の展示もチェックしておきましょう。

 

鳥の欄間

躍動感のあふれる鳥モチーフの欄間。岸邸では欄間の彫刻や細工、2階表縁側窓台下のはめ殺しガラス枠まわりの細工、玄関小縁と縁側境の小窓枠まわりなどに、見応えがある凝った意匠が見られます。

鳥の欄間の写真

 

1階ランプシェード

1階の広間は格天井となっていますが、2階の床を太い根太(ねだ)という補強部材が直接支えています。高さのある天井から、重厚なガラスシェードをもつランプが吊り下がっています。

1階ランプシェードの写真

 

庭とブルーの壁

1階縁側に面した内壁は薄いブルーが印象的です。緑豊かな中庭から2階を見上げれば、紅白の市松状に配された色ガラスが見え、近代和風建築の独特な色づかいを感じることができます。

庭とブルーの壁の写真

 

1階

近世以来の伝統的な農家の間取である6間取を基本にしながら本格的な2階座敷を持ち、この時期には珍しかったであろう瓦葺など、時代の転換期を象徴する先端的な様式をあわせ持っています。

1階の写真

 

付書院の欄間

1階奥の深い床の間をもつ座敷「付書院」の欄間に配された美しい透かし彫り。富士山と馬上のうつむく貴人のモチーフから、伊勢物語の主人公である在原業平ではないかと考えられています。

付書院の欄間の写真

 

襖の詩

幕末・明治期の書家であり漢詩人であり医者でもあった「巌谷一六」の筆によるもの。一六は昔話の再話者として知られる「巌谷小波」の父親です。詩自体は中国・明代の文人文徴明が作ったもの。

襖の詩の写真

 

ランプシェード

いくつかあるランプにはさまざまな種類のシェードが取り付けられていますが、素材や細工など家の中に同じものは一つとありません。インテリアの参考にもなるランプもじっくり鑑賞し、自分好みを見つけてみては。

ランプシェードの写真

 

階段

階段は大正末~昭和初期にかけて増改築され階段の向きを変更していますが、これは洋館の階段ホールを意識して作られています。階段上部の天井に施されたのは、滑らかな曲線、「てりむくり」です。

階段

 

式台玄関

大正末~昭和初期にかけて増改築された式台玄関とよばれる玄関の様式です。母屋を建設した当時は車寄せのような屋根もこの玄関もなく、通常はジョウグチとよばれる内玄関から、要人は縁側から出入りしました。

式台玄関

 

明治19年(1886)に建てられた「薬医門」という様式の門です。本柱が門の中央線上から前方にずれており、面側の軒を長くするように作られています。門の名称は矢の攻撃を食い止める「矢食い」から由来したという説も。

門

 

青い壁と窓

花頭窓など寺院風の窓枠や中国風、西洋的モダンデザインともとれる窓の桟、和風ともアールヌーボー風ともとれる下窓の飾り、地紋彫りのような意匠などさまざまな匠の技を見ることができます。

青い壁と窓

 

2階洋間

大正末~昭和初期にかけて増改築された2階の洋間。「一間洋館」とよばれ、一般的には玄関の隣に設けられることが多いです。岸邸では珍しく2階に設けられているのが大きな特徴です。

2階洋間の写真

 

2階座敷

2階座敷の天井には3尺幅の神代杉などが使われています。2階3部屋で同じ材が使われながら仕上げは3部屋とも異なります。2階座敷妻側の縁側窓に使われた、赤色ガラスの市松模様は斬新です。

2階座敷の写真

 

階段の手すり

2階の階段上の手すりには打出の小槌の透かし彫りの細工が施されています。ほかにも、扇型の飾り窓や途中で組子のデザインが変わる「毘沙門崩し」の欄間など、細部も見どころ満載です。

階段の手すりの写真

 

2階窓

明治35~36年に増築した際に作られた、デザイン性の高い2階の窓。岸邸には大工さんと同様に、多くの建具職人の手が入っており、創意工夫された職人の意匠が随所で見つけられます。

2階窓の写真

詳細データ
施設名 古民家岸邸
ジャンル 見どころ(歴史)
住所 〒243-0201 厚木市上荻野792-2
問い合わせ先 046-225-2515(あつぎ郷土博物館)
開館時間 4月~9月:10~17時(10月から3月は15時まで)
定休日 月曜日・火曜日(祝日の場合は翌日休み)
交通手段

【公共交通機関】

・本厚木駅北口1番バス乗り場から「上荻野車庫」「半原」行きなど[厚016][厚02][厚03][厚04][厚101]で約24分、「久保」下車、徒歩約3分(190m)

【車】

​​・東名厚木ICから約22分(10.1km)

・圏央道圏央厚木ICから約17分(8.4km)

入館料 無料
駐車場

普通車:5台

Wi-Fi設備 なし