春の訪れをつげる 七沢・不動尻のミツマタ群生地

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東丹沢七沢温泉郷・広沢寺(こうたくじ)温泉から歩くこと約1時間、谷太郎川最深部の不動尻(ふどうじり)に、ミツマタの群生地があります。3月中旬の最盛期には、斜面全体がミツマタの黄色い花でおおわれて壮観です。半円球の黄色い花が風に揺れる姿は、本当に見事です。ぜひ、一度訪ねてみてください。

広沢寺温泉からミツマタ群生地への道は林道ですが、少し急なところもあります。スニーカーでも歩けますが、歩きやすいしっかりした靴を履いてお出掛けください。飲み物や軽食を持参し、ミツマタを眺めながら早春のランチタイムを楽しんでみてはいかがですか。

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ミツマタは、ジンチョウゲ科ミツマタ属に属する落葉性の低木です。中国が原産地とされています。不動尻の群生地では、3月上旬から4月上旬ごろにかけて、三つ叉(みつまた)に分かれた枝の先に黄色い花を咲かせます。新緑が芽吹く前、小さな花が集まって半球形をつくって開花する姿はとても美しく可憐です。

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枝先が必ず三つに分かれるため「ミツマタ」と名付けられました。三椏、三枝、三又とも書きます。強く繊維質の樹皮は高級和紙や紙幣の良質の原料となるため、徳島県などが主な栽培地です。繁殖力が強く、不動尻のミツマタ群生地も、10年から20年といった比較的短期間に繁殖が進んだようです。

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不動尻では、県立不動尻キャンプ場の管理棟跡地に何本かあったものが次第に繁殖し、斜面一帯を覆うほどの大群落に成長しました。確認できませんが、人が手を加えて人工的に繁殖させたものではないようです。樹高が2メートルを超えるミツマタもあり、黄色い花が色鮮やかでとても見事です。

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厚木市内では、最も大規模なミツマタの群生地です。群生地内は、観賞用の遊歩道が整備されていません。ミツマタを傷めないように、少し離れた場所から注意深く鑑賞してください。群生地は、厚木市の大切な自然のひとつです。貴重な群生地をみんなで守りましょう。

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【ミツマタ群生地へのアクセス】

東丹沢七沢温泉郷・広沢寺温泉から林道を歩くと、約30分で車止めのゲートがあります。ここまでは、タクシーで入ることもできます。さらに約10分で山の神隧道。トンネルを抜けると、谷太郎川沿いの渓谷に出ます。谷太郎川は小鮎川を経て相模川へと流れています。トンネル北側出口から林道を20分ほど歩くと、県立不動尻キャンプ場の跡地です。かつて管理棟が立っていたところが広場になっていて、目の前にミツマタの群生地が広がっています。

※広沢寺温泉に七沢観光協会の駐車場・トイレあり。駐車場は、土曜・日曜・祝日は混雑することがあります。

※山の神隧道の南側(七沢側)入口とミツマタの群生地(唐沢峠登山口)に簡易トイレあり。

[バス]

本厚木駅厚木バスセンター9番線から七沢行バスに乗車(約30分)し、広沢寺温泉入口下車。バス停から群生地まで徒歩1時間30分。



地図



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県立七沢森林公園では、「さくらの広場」の南面から東面の斜面で栽培しています。こちらは、公園管理事務所が来園者の観賞用に育てています。

3月9日現在、ほぼ満開で見頃になっています。(下の写真は同日撮影)

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地図

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